第103回恵迪寮祭 世界は寮(ここ)を天才(バカ)と呼ぶんだぜ!

記念祭歌

春未だ浅き

昭和十二年第三十回記念祭歌
平城鷹雄君 作歌
宍戸昌夫君 作曲

一.
春未だ浅き白楊の
雪解の小路たたずめば
しばし聞けとて私語ささめき
木の間もれくる夕嵐
二.
あはく足げに咲き出でし
おぼろおぼろの水芭蕉
なつかしの原始杜もり肩とりて
榾火はたひをめぐり歌はなん
三.
長髪頬に戯むれて
昔変らぬかぜなれや
今したたへん三十回みそたび
青史をかざす記念祭
四.
美酒うましの夜は更け行けど
尽きぬ男子をのこの黒潮を
ちぎりつきに汲み交はし
常緑ときはを祝ふ自治の宴
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