第103回恵迪寮祭 世界は寮(ここ)を天才(バカ)と呼ぶんだぜ!

記念祭歌

浅緑燃ゆる

昭和二十二年第四十回記念祭歌
山家貫之君 作歌
堀井洵君 作曲

一.
浅緑さみどり燃ゆる北の曠里さと
荒ぶ嵐を身に受けて
神秘の扉開け放ち
雄叫び高く濁世ぎょくせい
叱咤の剣を振るふかな
二.
沈黙しじま楡林もりのほの暗く
友と高望のぞみを語りてし
三年の夢は淡くとも
羽搏かんかな大鳳たいほう
アンデスの嶺越えゆかん
三.
ソロモンの栄華はえすでになし
血涙もて築きし幾春秋
花を褥に仮睡まどろめば
春駘蕩の微風かぜの香に
私語ささめく永遠の理想かな
四.
北斗の啓示さとしなほ清く
今宵四寮に輝けば
猛き遊児の熱血は
ナイルの河のなほ浩く
乱れし世をば呑みほさん
五.
青史は薫る七十星霜の
崇高たかき歴史を承継うけつぎて
明日あす創造の首途かどいで
今日四十回よそたびの記念祭
浩歌たかうたはんかな吾が友よ
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