流氷分布の観測 4. |前ページへ| 次ページへ|



オホーツクタワーの流氷レーダー画像
半径 6 マイル(約 12 km)の範囲が映っている. 赤い点がオホーツクタワーの位置.
(2002 年 3 月 8 日 16:00)
提供: (株)オホーツク流氷科学研究所

レーダーで見える範囲はそのレーダーの出力に依存します. 画像はオホーツクタワーの流氷レーダーで撮られたレーダー画像ですが, 沿岸から約 6 マイル(約 12 km)の範囲まで見えています. 北大の流氷レーダーは沿岸から約 60 km の範囲まで見えます.

レーダー画像中で白く見える領域は, 陸地, 流氷, 雲といった 電波を反射するものが存在する領域です. この図で右下に見える「ぼやっとした白いもや」は雲です. オホーツクタワー付近から右下に伸びる直線は岸になります. 図の左側が黒く何も映っていないのは, 山の影になっていて電波が届かないためです.

レーダーに写っているものが何であるかを見分けるには熟練が必要です. レーダーの画像を時間にそって並べて見比べたり, 毎日見続けることで, どれが流氷でどれが雲かわかるようになるそうです.


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