二重構造とは?

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実験:水の密度の温度変化


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実験:オホーツク海の二重構造を再現

冬、冷たい風がふきはじめると表面の海水がだんだん冷やされていきます。 冷やされた表面の水は深く沈み、下の暖かい水といれかわっていきます。

では、水の重さはどのように決まるのでしょうか。 真水の重さ(密度)は温度によって変わり、4℃の水が最も重く、4℃以上では温まるほど、 4度以下では冷えるほど軽くなります。

海水の重さ(密度)は、温度と塩分の濃さで変わります。海水は、冷たいほど、 また塩分が濃いほど重くなります。0℃に近い冷たい海水では重さは塩分だけで決まり、 塩分が同じ海水は温度だけで決まります。

オホーツク海は表面から50mまでの塩分はうすく、その下では急に濃くなっているので、 温度と塩分で決まる重さ(密度)も50mを境に下層のほうがはるかに重くなっています。 このため二重構造となるのです。


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