「小惑星と隕石」 By 茂木 遥平,
「木星について」 By 木塚 嶺介.
2016年02月13日 (Sat) 10:00-12:00, 13:00-15:00.
大型望遠鏡による掃天観測で小天体を発見しようとする試みがなされてから,発見数は大幅に増大した.
お金儲けのために命名しているわけではないため,問題とならない.
小惑星は惑星の材料となった微惑星に相当する天体だと考えられている.よって,小惑星を調べることで,惑星がどのような物質から作られたのかが分かる.
小さい小惑星は内部で溶融が起こらずに分化が進んでいない(コアが形成されていない).また,軌道近傍で圧倒的に強い重力を有しているか否かは惑星とそれ以外の天体を分ける条件となる.
始原的な隕石であると考えられているコンドライトに含まれる球粒状のものをコンドリュールという.宇宙空間で高温にさらされて溶融した物質であると考えられていて,溶融した際の表面張力のために球粒状となっている.
木星と探査機が持っている公転エネルギーの和はスイングバイの前後で等しくなる.スイングバイでは,探査機が木星の軌道エネルギーをもらうことで加速ができたりする.
同期している.
摩擦というよりも,潮汐によって物体が変形していく最中に一部のエネルギーが熱として散逸することで加熱がなされる.
大きな影響は無いが,潮汐軌道進化のスピードが変わったり,惑星の自転によるふくらみが変化することで,衛星の軌道傾斜角変化への寄与が変わったりすることはあるかもしれない.
大赤斑は互い違いに吹く平行風の間に位置していて,それが位置の固定と安定化に寄与していると考えられている.このような平行風領域は木星の強大なコリオリ力で作られていると考えられ,地球で言うところの大気大循環のセルに相当している.台風もコリオリ力で曲げられて,ずっと北進するわけではないため,ある意味で木星と同じく位置の固定が起こっているともいえるかもしれない.
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