Debian GNU/Linux インストール用フロッピーの作り方

  1. 必要なファイルの取得
  2. インストール用フロッピーの作成

1. 必要なファイルの取得

まず、インストールに必要となる基本的なファイルをダウンロードします。 ダウンロードしたファイルは、全て同じディレクトリに入れておくと、 後々作業が楽になります。「マイドキュメント」フォルダ(C:My_Documents) の下に「debian」というフォルダを作成し、その中に保存して下さい。

なお、フロッピーは全部で 6 枚必要になります。あらかじめ用意しておいて下さい。


[1.1] ffftp のダウンロード

必要となるファイルをダウンロードするために、FFFTP という ftp ツールを インストールします。 以下のサイトからダウンロードできます。
http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/product/ffftp-1.90.exe (2002/11/21 現在の最新版)

取得したらダウンロードしたファイルのアイコンをダブルクリックして インストールします。

インストーラの指示に従いインストール先を指定し, インストールを開始します. 途中いくつか質問をうけますが, デフォルトのままで大丈夫です.

インストールの最後に「メールアドレス」を入力する画面が現れますので, 自分のメールアドレスを入力して下さい.


[1.2] データのダウンロード

[1.2.1] 必要となるファイルリスト

ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/debian/dists/woody/main/disks-i386/current/images-1.44/ から、以下のものをダウンロードしてください。

  • rescue.bin
  • root.bin
  • driver-1.bin
  • driver-2.bin
  • driver-3.bin
  • driver-4.bin

また、ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/debian/dists/woody/main/disks-i386/current/dosutils/ から、rawrite2.exe をダウンロードしてください。




[1.2.2] ファイルのダウンロード (FFFTP を使う場合)

上記のファイルを FFFTP を用いて取得することにします。FFFTP を起動します. すると「ホスト一覧」画面が現れますので、右上の「新規ホスト」を選択します。



ホストの設定項目が現れますので下図の通りに設定します。 尚「ホストの初期フォルダ」は、 pub/Linux/debian/dists/woody/main/disks-i386/current/images-1.44/とします。

「debian-disk」を選択し、「接続」をクリックします。

右側に ftp サーバに置かれているファイル群、左側に自分の計算機のフォルダが 表示されます。正しく設定できていれば、下図のようなファイル群が表示される はずです。 右側のウィンドから必要なファイル (root.bin, driver-*.bin, rescue.bin; * には数字が入る)を クリックし、左側のウィンドウにドラッグアンドドロップします。

次に rawrite2 を取得します。そのためにはディレクトリを移動する必要が あります。まず下図の赤で囲まれたアイコンを 1 回押して、1 つ上のディレクトリ (/pub/Linux/debian/dists/woody/main/disks-i386/current")に移動します。 そして、dosutilsをダブルクリックして下さい。

右側のウィンドウに rawrite2.exe が表示されますので、それを クリックし、左側のウィンドウにドラッグアンドドロップします。




2. インストール用フロッピーの作成

フロッピーを 6 枚、手元に用意します。 フロッピー 1 枚毎にデータファイル 1 つをコピーします。

MS-DOS プロンプトを起動し (「スタート」-「プログラム」-「MS-DOS プロンプト」)、 先程ダウンロードしたデータとツールの置いてあるディレクトリへ移動します。 ディレクトリ移動には Linux と同じく cd を用います。

C:\Windows>cd C:\
C:\Windows>cd "My Documents"
C:\Windows>cd debian

移動したら、

C:\My Documents\debian>rawrite2
と入力し、Enter キーを押して下さい。
C:\My Documents\debian>rawrite2
RaWrite 2.0 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter disk image source file name: 

すると、上のようなメッセージが表示されますので、 ここでコピーしたいファイル名を入力します。 ファイル名はピリオドの前が 8 文字まで、ピリオドの後が 3 文字までという、 8.3 形式を前提に FIPS が作られているので、ファイル名が長すぎると 「そんなファイル見付からない」と言われます。

まずは rescue.bin をコピーしてみましょう。 ファイル名が入力し終わったら、 Enter キーを押します。

C:\My Documents\debian>rawrite2
RaWrite 2.0 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter disk image source file name: rescue.bin
Enter target diskette drive:

すると、コピー先のフロッピーディスクドライブのドライブレターを尋ねられます。 情報実験機では A ドライブがフロッピーディスクドライブなので、a と入力し、 Enter キーを押します。

C:\My Documents\debian>rawrite2
RaWrite 2.0 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter disk image source file name: rescue.bin
Enter target diskette drive: a
Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER- :

すると、「フォーマット済みのフロッピーを A ドライブに挿入し、 Enter キーを押せ」とメッセージが出ますので、 フロッピーをフロッピーディスクドライブに入れて、Enter キーを押します。

C:\My Documents\debian>rawrite2
RaWrite 2.0 - Write disk file to raw floppy diskette

Enter disk image source file name: rescue.bin
Enter target diskette drive: a
Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER- :
Number of sectors per track for this disk is 18
Writing image to drive A:. Press ^C to abort.
Track: 79  Head:  1
Done.

するとコピーが始まります。途中で中止する場合は、 Ctrl キーと C を同時に押して下さい。 Done. 表示されたら、コピーは終了です。

上記の要領で、残り 5 個のデータファイルを、1 つずつフロッピーにコピーします。 どのフロッピーにどのデータファイルをコピーしたのか分からなくならぬよう、 個別にシールでも貼って下さい。シールには

を記入して下さい。

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最終更新日: 2002/12/13(高山 歌織) Copyright © 2002 inex