Playback EPnetFaN / 1998

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学編 2002: 第 15 回「プレイバック EPnetFaN」

1998: 黎明期


良くも悪くも始まりの年. EPnetFaN 元年である. 当時の地球惑星専攻, および北大のネットワーク事情は以下のようであった.

専攻のサーバ, 専攻ドメインをもっていなかった. そのためメーリングリストを自由につくる, 等のネットワークを活用した活動の自由度が小さかった.

1 つの物理ネットワークに北大全体のホストが接続されていた. そのため W◯ndows の「マイネットワーク」を (うっかり) クリックして.

  • どっかの知らない W◯ndows マシンのファイルの読み書きができる
  • どっかの知らないプリンタで巨大ファイルをプリントアウトできる

なんてことが普通にできた.

今から考えると 夜明け前 である.



そこへ何の間違いか北大地球惑星専攻に着任してしまったのがこの人↓



「さすがにこれでは生活キツイよねぇ, 研究にならんなあ…」. ということで EPnetFaN 開始. 目標は

  • お互いに計算機・ネットワークの知識をもちよって, 一般市民として恥ずかしくない (他人に迷惑をかけない) 計算機ユーザとなる
  • その知識を活用し専攻サーバ群を作る
  • さらにその専攻サーバ群を舞台にさまざまな活動 (プロジェクト) を 自主的に企画・推進する.

であった.

幸か不幸か, 周囲には計算機とネットワークをそこそこ理解している最低限の数の院生と, ノリだけはいい初心者学生・院生がたくさんいたので, なんとか動きはじめた. しかしながら当時の座学編は,

「サーバ」 って何ですか ?

「インストール」 って何ですか ?

「SCSI」って読めますか?

という言葉がごく普通に飛び交っていた. これで専攻のサーバを作ろうとしていたのだから, ある意味非常に 挑戦的 (無謀とも言う). 座学編の資料も 2002 年現在のそれと比べると非常に質素である (例: 杉山さん作成の資料).



そうこうしているうちにだんだん活動が専攻に認められるようになり, 専攻サーバ用にラック PC を購入してもらったり, 電脳大飯店の整備をしてもらえるようになった. しかし如何せん スタート地点のレベルが低い ので, Linux のインストール画面を数え切れない程眺めたにもかかわらず, 専攻サーバの運用開始は 1999 年度に持ち越されることとなった.





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This page updated on Oct. 18, 2002