VLFR (VLF Receiver)
雷放電により放射される電磁波のなかでも,最もパワーが強いVLF帯波動を受信するため, 微小モノポールアンテナとエレクトロニクス部からなるVLFレシーバ (VLFR : VLF Receiver) をJEM-GLIMSに搭載する。 VLFRのエレクトロニクス部は,米国のStanford大学が開発したものであり,すでにRISING-1(東北大が開発し, 2009年に打上げた超小型衛星)に搭載された実績があり,これと全く同型の装置をJEM-GLIMSにも搭載している。 Fig.1にVLFRのエレクトロニクス部 (VLFR-E) を,Fig. 2にVLFRアンテナ部 (VLFR-ANT) のプロトフライトモデルの写真を載せる。 また,VLFRの仕様をTable 1に示す。


Fig.1 VLFレシーバエレクトロニクス部 (VLFR-E)。 Fig.2 VLFレシーバアンテナ部 (VLFR-ANT)。
Item | Values |
Frequency Range | 1 - 30 kHz |
Resolutkon | 14 bit |
Sampling Frequency | 100 kHz |
Antenna Type | Monopole Antenna |
Antenna Length | 15 cm |
VLFR-E Dimension | 185 × 87 × 75 mm3 |
VLFR-E Mass | 0.3 kg |
VLFR-E Power | 8 W |